彼氏の好きなヒトになる方法
私が歩き始めると、すんなりついてきてくれるので、特に嫌がってるわけではないみたいだけど……。
いきなりふたりきりにされちゃったしなぁ。
でも、このままなんとなく気まずいのは嫌だ。ここはなんとか頑張って、俊くんに楽しんでもらおう。
普段、あの一文字トリオと遊びに行くときみたいなテンションで行けばいいんだ。
って言っても、いつも大人数で遊ぶから、男とふたりきりなんて初めてだけどな!
「俊くんて、普段放課後は何してるの?あ、部活入ってる?」
勇気を出して話しかけながら、駅を出てアーケードへ歩き始める。
自然と周りを歩く人の量が多くなって、女子高生らしき子たちとすれ違うたび、俊くんはピンク色の視線を浴びていた。
「ううん、部活には入ってない。普段はそのまま帰るか、バイトか……あとは、サトシんち行って、適当に話したり、ゲームしたりしてる」
「へー」
相槌を打ちながら、俊くんの横顔をちらりと見る。