彼氏の好きなヒトになる方法
アーケードの中に入ると、具体的に何をしようか考え始めた。
んー、どっかご飯食べに行くとか?
でも、そこまでお腹空いてないかも。
「俊くん、これからどうする?お腹は空いてる?」
「いや……そんなに」
「だよねえ。どっか行きたいところとかある?」
「……特に思いつかない。ごめん」
「えっ、ううん、いいよいいよ。気にしないで!」
予期せぬところで謝られて、少しびっくりした。
彼を見ると、心なしか申し訳なさそうな目で私を見ていた。
こんなことで謝るなんて…律儀な人なんだな。
仕方ないよ。初対面の奴とどこに行くかなんて、なかなか思いつかないよね。
「んー、じゃあ………」
きょろきょろと周りを見回す。
こういうとき、私が行くのは……。