彼氏の好きなヒトになる方法
「よ、よかったら、一緒にやらない?」
ガラにもなく照れながら、お誘いをかけてみる。俊くんはまた小さく頷いて、ゲーム台に取り付けられている拳銃型のコントローラの前に立った。
100円玉を二枚入れて、ゲームスタート。
複雑な設定や操作はなく、ただ向かってくるゾンビをバンバン撃ち殺していくだけだ。
私はこの単純さが好きだったりする。
目の前の画面に、廃墟と化した建物のCGが映し出される。現代のCG技術は本当にすごい。写真みたいだと、見るたび感心する。
建物内のあちこちの扉から、よくわからないけどグロテスクな見た目をした沢山のゾンビたちが現れて、こちらへ向かってくる。
それを俊くんとふたりで撃ち殺していくんだけど、彼の腕の良さは開始10秒くらいでハッキリとわかった。
私がただがむしゃらに撃ちまくる中、横で的確に急所のポイントを狙って撃っている。
無駄がない。敵の攻撃が来る前に殺している。ス、スナイパーかよ!!