彼氏の好きなヒトになる方法
……いい人だなあ。
かなりマイペースだし、表情もぜんぜん変わらないんだけど。
落ち着いて、しっかり自分の気持ちを話してくれる。
特別気を遣われているような感じもないから、こっちも気まずい気持ちにならないし。
一緒にいて、なんだかホッとするや。
「えっとね、コレ!」
私が指差して立ち止まったのは、どこにでもあるような、ごく一般的なガンシューティングゲーム機の前だった。
「………………」
俊くんはまたも驚いた(ように見える)顔で、ゲーム台を眺めた。
「あ、ちょっと拍子抜けした?」
「……や、少し意外で」
「意外?」
「女の子って、こういうの興味ないと思ってた」
「……そ、そうかなあ?女子でも、結構やる人いると思うけど……」
女の子、という言葉にドキンとした。
おおう、私、女の子。
いや、見た目はただのギャルだし生物学上も女だなんだけどさ。
こうやって『女の子』とか言われると、ちょっとビビる。