背伸びして、キス
洋介さんは、私より年上で、いろいろ経験だって豊富だろうことはわかる。
付き合ったのだって、私だけじゃないことくらい理解してる。
今はわたしと付き合ってるんだから、気にする必要ないってわかってるけど。
――オススメとか、いろいろリサーチしといてな
「うん。任せて!」
――楽しみだな。一華の働く姿も、早くみたい
「へへ。頑張らなきゃ」
どんどん、よくばりになっちゃう。
もっと私を見てほしくて。
どうしても埋まらない距離に、もどかしくなって。
これだから、私は子どもなんだ。
余裕がない。
余裕って、どうしたら生まれるのかな。