生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
気のせいかな?…沢山の視線を感じるんだけど…

「ねぇ? 私達見られてる?」

「気にするな!」

気にするなって事はやっぱり見られてるよね?

芳人と美智は大階段を優雅に2階へと上がって行く。

「ねぇ? 私達もあの階段上がるの?」

「ああ」

「無理!」

「はぁ?」

「こんな足元も見えないのに絶対無理! 裾踏んで転んじゃう!」

慣れないヒールに着慣れないロングドレスで足元が見難くい。

階段の下まで来ると亜美が立ち止まる。

「やっぱり無理…」

「左手で少し裾を上げてみろ」

「え?」

亜美は翼の顔を見る。

「大丈夫!何があっても俺が支えるから」と翼は右手を亜美の右手に添え微笑む。

亜美はうんと頷き左手で裾を少し上げ大階段を上がって行く。




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