mariage~酒と肴、それから恋~《4》
「!!」

これは……――

口の中に残るデミグラスソースの後味と、焼酎の風味が重なり合って、広がる広がるハーモニー…‥


「はーー…」

発見。

デミグラスソースと焼酎って、最高の組み合わせじゃない?

これって、マリアージュってやつじゃん?


「は~美味しい~幸せ~」

ニコニコでグラスに焼酎と水を追加していく。

聡のグラスにも、追加。

聡もニコニコしてる。

良い休日☆

「ゆるゆるしてて、わたしダメ人間だ~」


「何で。平日毎日働いてるし、休日くらいダラダラしてもダメなんかじゃない」


「だよね~~♪」


聡との居心地最高。

男とか女とか、今さらそういう関係じゃない。


『玲子ちゃん、うちの聡のお嫁に来てやってくれない?』

会うたび聡のお母さんに言われるけど、今さらそういうんじゃないのかな?って。


聡もそういう空気ないし、そういうつもりでわたしを見てないんだろうし。


どことなく懐かしさと温かみがあって。

そう、まるで、違和感なく舌に馴染む上手く煮詰めたこのデミグラスソースのような(なんだそりゃ、笑)。
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