Where it is stuckー滞っている場所ー
高崎は、スマホを見始めた。


完全に話す気が無くなったときの高崎だ。


蕨も、気まずくなったのか、椅子から立ち上がり、秋鹿と共同の部屋に向かった。


蕨が部屋に入ると、秋鹿がベッドの上で、漫画を読んでいた。


「またお節介でもしたの?」


秋鹿は、漫画を読みながら、蕨に話しかけた。


「ん?」


「いや、その感じだとさ、涙にでもお節介かけて、怒られたんでしょ?」


蕨が秋鹿のほうを見ると、秋鹿は、漫画で顔の半分を隠しながらニヤニヤしている。


「う、うん、、ご名答、、、」


蕨は、肩をすくめる。


秋鹿と蕨は、高校生からの幼馴染だ。


お互いの気持ちは、言葉を通じなくてもあらかたは通じるものだ。

< 20 / 69 >

この作品をシェア

pagetop