Where it is stuckー滞っている場所ー
「ああ、なんだ、枕崎か」


平子は、ふっとため息をついた。


「ええっと・・・」


安心する平子の後ろで、不安そうに見守る捜査員たち、、、


「あ、こちらは、枕崎。警部補だよ」


枕崎の紹介をさらっと済ませる平子


「は、はあ、、、」


多少気後れしながらも、捜査員たちは会釈をした。


「ま、入って」


平子は、枕崎を申し訳程度の応接室に招き入れた。


応接室と言っても、ひとつの部屋ではなく、三つほどのしきりで区切られているだけの空間である。

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