夫の教えるA~Z
「チッ」
「ふっふっふ。さあ!かかってきなさい。
確かアンタ、私に一回も勝てたことなかったわよね」
夏子さんは、テコンドーの有段者だ。
対する彼、腕っぷしは今一つ。
ボッコボコにされて、本当にブサイクになったらどうしよう。
私は急にソワソワし始めた。
「くっ…」
「さあ。そっちがこないのなら、こっちからいくわよ!」
夏子さんが飛び掛かったのだろうか。
ガタンッ、バタンッ!!!
争うような大きな音が聞こえ、私はギュッと目を閉じた。
…………
しばらくすると、音が聞こえなくなった。
どうやら、決着がついたようだ。
「……ったく、バカ姉が。
お前に勝てなかったのなんて、…一体いつの話だよ。
成人の男に力で敵うわけがないだろうが」
「くっ……」
「彼女は上だな」
ホッとしたのも束の間。
トン、トン。
階段を上る足音が、こちらに近づいてくる。
どうしよう。
秋人さんが、来てしまう。
私は急いで立ち上がると、ドアの後ろに張り付いた。
「ふっふっふ。さあ!かかってきなさい。
確かアンタ、私に一回も勝てたことなかったわよね」
夏子さんは、テコンドーの有段者だ。
対する彼、腕っぷしは今一つ。
ボッコボコにされて、本当にブサイクになったらどうしよう。
私は急にソワソワし始めた。
「くっ…」
「さあ。そっちがこないのなら、こっちからいくわよ!」
夏子さんが飛び掛かったのだろうか。
ガタンッ、バタンッ!!!
争うような大きな音が聞こえ、私はギュッと目を閉じた。
…………
しばらくすると、音が聞こえなくなった。
どうやら、決着がついたようだ。
「……ったく、バカ姉が。
お前に勝てなかったのなんて、…一体いつの話だよ。
成人の男に力で敵うわけがないだろうが」
「くっ……」
「彼女は上だな」
ホッとしたのも束の間。
トン、トン。
階段を上る足音が、こちらに近づいてくる。
どうしよう。
秋人さんが、来てしまう。
私は急いで立ち上がると、ドアの後ろに張り付いた。