夢の続きは隣の部屋で…
テーブルに次々と並べられる料理たち。
シーザーサラダにカルボナーラとミートソースの2種類のパスタ、それからチーズやミニトマトが乗ったクラッカー。
「かんぱ~い!!」
ここはアルコール…と言いたいところだが、まだまだ未成年、代わりのコーラやサイダーで、4人はグラスをカチンと合わせる。
「乃里花、高校入学おめでとうっ!!」
「ありがとう!すっごい嬉しい!!」
東京に来てまだ1週間あまり、こんなに素敵な友達が出来るとは思ってなかった。乃里花はこれから過ごす東京での一人暮らしに更なる期待を寄せた。
ただ1つ、その友達の中に拓登がいることを除いては…
乃里花の入学祝いパーティは大盛り上がりで幕を閉じた。
話をしていたのは主に颯太だったが、悠果のノリのよさと、たまに飛んでくる拓登のツッコミが、乃里花の頬を緩めっぱなしだった。
翌日も学校があるため、ささっ片づけを終えると、みんな帰路につく。
「じゃあね乃里花、また明日、学校で!!」
「うん、本当に今日はありがとう!バイバ~イ!」
悠果と颯太はマンションをあとにする。乃里花はそのうしろ姿を見送ると、自分の部屋へと戻った。