ぼっちな彼女と色魔な幽霊
ああそうだ。鍵なんてどうでもいいや。
思い出して恥ずかしくなり、膝を抱えて体育座りする。
「……恥の多い生涯を送ってきました」
「太宰かよ」
「意外なつっこみ」
「そんなの常識だろ。なんか恥ずかしいことしてきたのか?」
「ヨウだって共犯なんだからね。わたしの部屋にあったしおり、才伽ちゃんの机に置いたでしょ?」
「ああ。忘れ物だと思ってお前の机に置いてやったけど?」
ヨウのバカー!と攻め終えてから、図書委員じゃないのに、でしゃばったことした感満載なことをして、恥ずかしくて居たたまれないことを告げると、
「でしゃばりっていうのはさ、あっちがどうとるかじゃねーの?」と、言った。
「いいや。あれはでしゃばりだった。空気読めてなかった。
わたしちょっと話したからって、調子にのってんじゃねーよバカって思われた」
ヨウは軽く溜め息を吐くと、「そんなに性格悪い女?」と、訊く。