ぼっちな彼女と色魔な幽霊
「……サバサバして、きっといい子」
「まああれだな。向こうもさ、気を遣いざるをえなかったんだろうなっては気はするよな」
「はっ?」
「だって、気を遣って作ってきましたみたいなもの渡されたら重いだろ?」
「……まあ確かに」
だから、遠慮がちにやんわり断ってくれたのか。
「つうか自分の好きなことも好きって言えねーの?」
「えっ?」
「昨日のお前、明らかに楽しそうだったから。明日持ってこうとか言ってさ。よっぽど好きなのかと思って見てたのに」
「……見てたの?」
「見てたよ。一回家にいたんだぞ、俺。集中しすぎて近くで見てたのも気づかなかっただろ?」
「……言ってよ、バカ!」
「好きなんだろ?ああいうことするのが」
「好きだよ。好きだよ。ええ好きだとも。なんたって手芸部だったしね。関係ないけどね」
ここまで言われたら、開き直るしかない。
「なんで言わねーの?」
「……なんかこれ以上暗い子とか思われたくなくて」