ほんとは優しい私のオオカミ ②




しばらく三人で、黒狼のことや愛染の情報を共有した。




私が、零と直接話すと言い翔もそれに賛成してくれたけど春に言ったら全力で止められた。




ちょうど今、零は愛染に帰ってきているらしい。




それに八雲が何を考えているかわからない以上まだ動かない方がいいと。




春「西田が黒狼に居たってことはお嬢様のことはバレているってことだよね。なら、なおさら気を付けないと...あっやば!用事があるんだった」




春は、はっと何か思い出したようで立ち上がった。




翔が紙に何か書いて春に渡した。




翔「俺の電話番号と黒狼の倉庫の場所だ。瑠奈の恩人は俺の恩人だ。何かあったらこい」




春「あ、ありがとうございます!」




瑠奈「はる!また色々話そうね!」




春は、キラキラした笑顔でぺこりとお辞儀をすると急いで行ってしまった。

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