SECRET×SECRET
『行ってきます。』

「あら、出かけるの?気をつけなさいよ。」

『はいよー。』

「…ねぇ、悠。あんた髪の毛の色変わった?」

母さんなんでわかんだよ?!

つか外出てから代わればよかったじゃん!

『…わり。嬉しくてつい…。』

はい、交代っ!

「そ、そんなことないよ?ほら、茶色。」

俺は自分の髪を指差して母さんを振り返る。

「そうよね。じゃ行ってらっしゃい。」

やっぱり母さんにはバレるか…。


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