無糖バニラ
「本当に、実は仲いいよね、ふたり」
仁奈は、先ほどと変わらず、ずっと楽しそう。
好きな人と他の女子が仲良さそうで、嫌な気持ちにならないのかな。
あたしは、翼が仁奈と話していると、ちょっとモヤッとするのに……。
翼とキスをしたこと、どう言おう。
わざわざ告げることはないかもしれないけど、仁奈は翼が好きなんだから、隠し続けることもなんだか……。
どうしよう。
「なのに、このはは何で小嶋くんと付き合ってんのかなー」
あたしと翼は、同時に仁奈を見る。
あたしたちは、きっと同じ表情をしている。
視線に気づいた仁奈はニコッと笑って、あたしの手を取った。
「夏服似合うじゃん」
仁奈は、先ほどと変わらず、ずっと楽しそう。
好きな人と他の女子が仲良さそうで、嫌な気持ちにならないのかな。
あたしは、翼が仁奈と話していると、ちょっとモヤッとするのに……。
翼とキスをしたこと、どう言おう。
わざわざ告げることはないかもしれないけど、仁奈は翼が好きなんだから、隠し続けることもなんだか……。
どうしよう。
「なのに、このはは何で小嶋くんと付き合ってんのかなー」
あたしと翼は、同時に仁奈を見る。
あたしたちは、きっと同じ表情をしている。
視線に気づいた仁奈はニコッと笑って、あたしの手を取った。
「夏服似合うじゃん」