愛言葉ー溺愛ー
目の前には暗い黄土色のドア。そこにはお花の可愛いリースが飾られてあった。
「うん、そうだよ?飲み物持ってくるから座って待ってて〜」
そう言って彩芭は階段を降りていった。
「失礼、しまーす⋯⋯」
カチャとドアを開け、ゆっくりと部屋に入る。部屋は基本的に少し暗めの黄色、蜂蜜色を基調とした部屋だった。
綺麗に整頓させられていて彩芭らしい部屋。
「ふぅ⋯⋯」
蜂蜜色のクッションが置かれた白いフロアチェアに腰を下ろす。
「あ、家に連絡いれておかなきゃ、だよね⋯」