愛言葉ー溺愛ー
ケロッとした彼に思わずつっ込んでしまう。いきなり大きな声を出したせいかさっき噛まれた痕が痛み顔を顰める。
「わっ!だ、大丈夫っ!?ごめんね?やり過ぎたかも。痛い思いをさせたかった訳じゃないんだ⋯」
しょぼんとした顔で祭莉の頭を撫でる。
「う、うん。大丈夫っ、彩芭くんの優しさだって言うことはわかってるよ。だからそんなに気に病まないで?」
微笑むと、彩芭が頬を赤くして俯いてしまった。
けれど、その温かな手は休むことなく撫で続けてくれた。
「その顔、反則だよ⋯⋯」
「え⋯?何か言った?ごめんね、よく聞こえなかった⋯」