愛言葉ー溺愛ー

「静かにしないと⋯他の兄貴達が見に来るぜ?見られるのがイイなら良いけど⋯」


そう言って怪しげな笑みを浮かべた後、再度牙を埋め込み、吸い始める。


「ん⋯⋯っ!」


「ふっ⋯⋯⋯甘っ⋯⋯」


血を吸われ、力が入らない祭莉は手で口を抑え声を出さないようにするのが精一杯だった。


彩芭がメガネを外して祭莉の頭をなでる。


「ふぅ⋯こういうこと。分かった?てか、血飲むの久しぶりだなー」


何事も無かったように口についた血をぬぐいながらにこっと笑う。


性格も瞳もいつもの彩芭に戻っていた。どうやらメガネをかけるとすべてが別人になってしまうらしい。


「わ、分かんないよっ!?⋯うっ⋯⋯⋯」

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