弱虫男子

苦笑い

ヤスが俺をひやかそうと張り切るせいで、

俺らはヤスの席で昼食をとることになった。



いつもの準備室でよかったのに。


となりには彼女たちの

グループがいる。



彼女たちは、弁当より先に

小さな箱に入った

チョコレート菓子を広げた。




それはあっという間に無くなって、

あと一つになった時に彼女が


「ラスイチもーらいっ」


と宣言して口に押し込んだ。

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