シンデレラは恋に臆病
「日中の仕事も城野さんに集中していないか?」

「さあ……どうでしょう?」

私は小首を傾げ言葉を濁す。

仕事が出来ない人間とは思われたくない。

「……考えないといけないな」

「負担には感じてません。ちょうど仕事が片付きましたし、これで失礼します」

パソコンの電源を落として、素早くデスクの上を片付ける。

もうこれ以上話すことはないとアピールしたつもりなのに、伊達さんはまだ私の側を離れない。

お説教でもする気?

警戒しながら伊達さんを見ると、彼は意外な言葉を口にした。

「夕食は?お腹が空いてるだろう?」

夕飯?

一体何のつもり?
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