シンデレラは恋に臆病
「それでも感謝してます」

俺が穏やかな顔で微笑むと、玲司さんも頬を緩めた。

「うちの両親には俺から言っておく。真優の相手が涼介で良かったのかもしれないな。真優を頼む」

玲司さんの言葉に俺は真摯な目で答えた。

「ええ、大事にします」

真優が玲司さんの用意した水色のワンピースを着て戻ってきた時には、俺と玲司さんは青島ビールで乾杯していた。

「あれっ?お酒飲まないって言ってなかったっけ?」

ビールを飲みながら談笑してる俺達を見て、真優が目を丸くする。

「これは兄弟になる祝いの酒だよ」

俺が嬉しそうに説明するが、真優は訳がわからないといった顔で首を傾げる。

「そうですか?二人とも仲良くなるのはいいけど、お酒はほどほどにね。まだ午後の二時過ぎよ」
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