君へ

好き


梅雨があけた

二週間ぶりにこの場所にきたね

「りょーおーた君!」

俺はすげー嬉しかったんだ

「咲!!」

もしかしたら利用されてたのかもしれない
それでも良かった。

君の笑顔を隣で見ていられるなら、
俺はいくらでも傷付いていい。

だからいつまでも変わらない君で…

どこまでも蒼い空のように
綺麗で、優しい君でいてほしかった

「涼太ちょっと焼けたんじゃない?笑」

「ばーか!咲も真っ黒だから」

さいあく〜って大きな声で笑っている君を俺はずっと見ていた。


そして気付いたんだ

君の目にはもぉ
俺は映っていないんだね

あんなに好きだった空も
今日は一度も見ない
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