ズボラ女が恋する瞬間
「帰るぞ」
手を引かれ、大翔と並びながら歩く。
「で、お前はあの男をなんで慰めてたわけ?」
「加藤くん。加藤くんって、さっき一緒に居た人なんだけど。高校の時からずっと、一生実らない恋をしてる」
「諦めの悪い奴だな」
傍から見たら、そう見えるよね。
「違うよ。加藤くんは優し過ぎて、純粋過ぎるだけ。いつも相手のことばっかり考え過ぎて、自分のことは後回し。好きな子に好きな人が出来たら、好きな子の恋を応援するような人だし」
「加藤がバカなんじゃねぇ?それに、加藤が好きな奴も」
「バカなくらい、純粋なんだよ。それに相手が相手だから、あたしも何もしてあげられない。慰めてあげることくらいしか加藤くんにはできない」
自分は、何て無力な人間なんだろうって思う。
手を引かれ、大翔と並びながら歩く。
「で、お前はあの男をなんで慰めてたわけ?」
「加藤くん。加藤くんって、さっき一緒に居た人なんだけど。高校の時からずっと、一生実らない恋をしてる」
「諦めの悪い奴だな」
傍から見たら、そう見えるよね。
「違うよ。加藤くんは優し過ぎて、純粋過ぎるだけ。いつも相手のことばっかり考え過ぎて、自分のことは後回し。好きな子に好きな人が出来たら、好きな子の恋を応援するような人だし」
「加藤がバカなんじゃねぇ?それに、加藤が好きな奴も」
「バカなくらい、純粋なんだよ。それに相手が相手だから、あたしも何もしてあげられない。慰めてあげることくらいしか加藤くんにはできない」
自分は、何て無力な人間なんだろうって思う。