ズボラ女が恋する瞬間
彼は、覚えているだろうか?

もしかしたら、彼はあたしのことを前の女だと思っているかもしれない。

彼がマンションの更新をしているのは、転勤を終え、戻って来る場所を残しておきたいからなのかもしれない。

もし、そうだったとしたら、彼にとってあたしの存在は邪魔なだけだ。

新しい部屋、探さなきゃなぁ。

住む場所がなきゃ、仕事にも通えなくなる。

彼の帰りを待つより、あたしは自分のことをもっと考えなければ・・・

あたしは手にして携帯を鞄の中にしまい、パソコンを開く。

そして会社の近くに、良い物件がないか探す。

・・・パッとしないなぁ。

いろいろ見てみたが、ここだ!と言う物件に出会えない。

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