ズボラ女が恋する瞬間
「うん?」


口を閉ざしたあたしに、美緒は首を傾げる。


「あのさ・・・」


言い難くて、次の言葉が出てこない。


「何?もしかして、帰って来た?」

「ううん。そうじゃなくて・・・」

「どうしたの?なんか、あった?」


心配そうな顔をしてくれる美緒に、自然と言葉が零れる。


「実は、変な手紙が送られて来てて」

「手紙?どんな?」


気付いたら、あたしは美緒に全てを打ち明けていた。


「何それ、ストーカー?超気持ち悪いんだけど」

「だよね」

「それに仕事中の写真ってことは、会社の人間なんじゃないの?」


やっぱり、美緒もそう思うよね。

あたしも薄々、そう思っていた。

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