ズボラ女が恋する瞬間
だけど、確証がない。


「心覚えとかないの?」

「全く。それに、あたしダサ女だよ?こんな女のことをストーカーするとか、おかしくない?」


美緒はあたしのことを、上から下まで見る。


「確かに。でも、やってることはストーカーだよ。あかりの中身とか、昔のあかりのことを知ってる人なんじゃない?」

「じゃ、親しい人ってことになるよね?」

「なるね。同じ大学出の人とか、会社に居ないの?」


そう言われても、同じ大学出の人も、会社の従業員も、人数が多すぎて把握しきれない。


「わかんないや」

「手紙だけで済んでるうちは良いけど、直接的に被害に遭ってからじゃ遅いからね」


ストーカー事件は、それなりにニュースとかで知ってる。

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