ズボラ女が恋する瞬間
「三浦さんには、関係ありませんから」


あたしは三浦から手紙を取り返し、破って近くにあるゴミ箱に捨てる。


「もしかして、家にも来てるわけじゃねぇよな?」

「だから、三浦さんには・・・」

「だとしたら、ヤバいんじゃねぇ?」


そんなの、あたしが1番わかってる。

ヤバいと言うか、怖くて仕方ない。

だから、美緒の家に厄介になってるんだ。


「はぁ。待ってろ」


三浦は盛大なため息を零すと、どこかに行ってしまった。

待ってろ、って何よ!

待たないし、待つ必要ないし。

そう思い、鞄に手を伸ばす。

帰れば、美緒が居る。

美緒の家まで、そう遠くない。

大丈夫、大丈夫だ。

そう言い聞かせてみるが、中々足が進まない。

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