管理人は今日も憂鬱(イケメン上司と幽霊住人の皆さん)
「あっ、よかったらお手伝いします!!どうせ暇なんで」
「ありがとうございます!助かります」
荷物を持つ振りをして、なに気に絢の手に触れようとした南科。
反射的に離すと、
「さっ、運んじゃいましょう!!」
105号室。蒼真の部屋の逆側、斜め下。一番遠い部屋だった。
男の1人暮らしで荷物自体が少なかった。
ひとまず入ってすぐの部屋は空けておいて、奥の部屋に衣類系の段ボールは固め、
小さめの洋服タンスなどの家具もその部屋に納めた。
「後はこちらでしますので」
言うと外で代金を支払い、部屋に戻った南科。
「どちらにお勤めなんですか??」
「隣の市の、派遣工場の本社です」
「えっ!?」
まさか。