管理人は今日も憂鬱(イケメン上司と幽霊住人の皆さん)
しばらく掃除できていない蒼真の部屋は、微かに埃臭かった。
綺麗にしてるな、本当に。
本人のいない室内を改めて見渡す。
男の人の部屋って、もっと散らかってるもんじゃないの??と
改めて蒼真の几帳面さを垣間見る。
「彼女になったら大変そう…」
ふと、崇雲に言われた、嫁、という言葉が頭をよぎり、ひとり赤くなる。
タンスからシャツや下着を出し、持ってきた袋に入れる。
「……蒼真さんの匂いだ…」
肌着に鼻を当て、すーっと吸い込む。
妙に落ち着いた。
背後に、人の気配を感じて振り向く。