管理人は今日も憂鬱(イケメン上司と幽霊住人の皆さん)
真理亜だ。
「えっ!?なんで…!?」
「……二人でずっと休んでるから、おかしいと思ったら、やっぱりそういうことだったんですね」
その顔は、絢の知っている明るい少女ではなかった。
無表情に、人形のように玄関先に突っ立っている。
「…そういうって…」
「言いましたよね??蒼真さんの部屋知ってるって。友達が住んでたって、あれ嘘ですよ。ストーカーしてたんです私。合鍵もこっそり作って」
「えっ……!?」
「あの女も、本当は私が殺したかった。邪魔だから」
言いながら、ポケットからライターを出す真理亜。
鞄から、ペットボトルに入った液体を出して蓋を開ける。
「告白したこともあったんですよ??妹みたいなもんだからとか言われて、おまけに、いきなり降って湧いたあんたみたいなのに横取りされて。悔しくないわけないでしょう!?」
液体を撒いた。灯油だ。
「……何するつもり!?」
「もういいわ。あんた諸とも焼いちゃおう。さよなら」
火を点けて、ライターを放り投げた。