HERO

そして…

すごく小さな声でつぶやいた…




「オレナラ…コンナオモイハサセナイ…」




たぶん、そう言ったと思う。
聞こえないくらいの、つぶやき…



うれしいけど…


聞こえない振りをした。

だって、その言葉にどう答えたらいいのか…






そのとき、
階段をトコトコと降りる音がした…


健が起きてきた…!


藤居くんは、とっさに私から離れて、ソファーに戻る。

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