冷徹社長が溺愛キス!?
「え? あ……ううん……」
美優が呆れ顔で私を見る。
「おねえちゃん、好きな人がいるならいるって、はっきり言ったほうがいいよ。このままだと、お父さんとお母さんに好きでもない人と結婚させられちゃうから」
「やぁねぇ、美優ちゃんったら。無理になんてさせないわよ。ただ、早くお嫁にいかないと、いきたいと思ったときにはいけなくなっちゃうから」
「母さんの言うとおりだぞ、なっちゃん」
いっそのこと、結婚できないならできなくていい。
あのお見合い写真の人と結婚するくらいなら、一生独身でいい。
好き勝手に私の結婚話で盛り上がる三人を前に、どんどん食欲が落ちていくのだった。