冷徹社長が溺愛キス!?
すぐに視線を捕獲され、呼吸の止まる思いがする。
ゾクッとするほどセクシーな眼差しだった。
胸の高鳴りが激しくなる中、彼の顔が徐々に近づいてくる。
その先に起こることと言ったら、ただひとつ。
私は瞼を静かに閉じる。
受け入れ態勢は万全だった。
三木専務への罪悪感は彼方へと吹き飛ばされてしまった。
今か今かと、それを待つ。
ところが次の瞬間、ペチッという音とともに額を軽く叩かれた。
すべての神経が唇に集中していただけに、今の衝撃が何なのか、すぐには分からなかった。
驚いて目を見開く。
するとそこには、ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべる社長がいた。
「なーに期待してんだよ」
何って……それは……。
あまりの恥ずかしさに、全身の血が顔に集まってきたように熱い。
「期待なんて……」
してたけど……。
正直、思い切り期待してしまっていたけれど……。
からかわれただけなのに、私ってば本当に馬鹿だ。
熱くなった頬を両手で覆って俯いた。