冷徹社長が溺愛キス!?

「いいって?」

『よく分からないけど、確認が取れたんじゃないかしら? だって、なっちゃんの身の回りを調べてみたところで、何か都合の悪いことが出てくるわけないじゃない。お相手も、それで気が済んだんじゃないかしらねー』


確かに、私には調べられて困るようなことはない。
強いていうなら、社長への身分をわきまえない恋心くらいのもので、そんなことは、調べて出てくるようなことではないだろうから。

私の心まで見透かすとしたら、それは探偵じゃなくエスパーだ。


『とにかく、お相手をあまり待たせるのも失礼だから、早く決断してね』


お母さんは、最後は毎度お決まりのセリフで締めくくると、「おやすみ」と電話を切ったのだった。




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