心音詩集 血液のラルゴ
ラワーレ



多分、誰にでも開く身体の中で
純粋に貴方を思っていることが
一番望ましい
汚れきって戦慄いて
知らない誰かの身体の下で
喘いでる自分を一番大好きな貴方が
見ている、呆然と
泣きながら僕はごめんと口走って
多分、泣いて謝り続けて
いってしまうだろう

夢見ている
許されることを
シャワールームで貴方が
ドロドロの僕を洗っている
タイルを流れる血で染んだ体液
待っている
そんな奇跡を、多分ずっと




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