オレ、教師。キミ、生徒。
「…………」

こんな時でも凛とした姿に、俺は何も言えずにいる。

「知ってました?」

「……噂で」

「そうですか……」

また、黙って星を観る。

「……原因、何だと思います?」

「え……」

「別れた理由です」

「…………」

聞きたい。

ずっと聞きたくて聞けなかった。

でも、俺なんかが聞いて良いんだろうか。

やっぱり何も言えずにいたら、舘野がポツポツと語り始めた。
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