オレ、教師。キミ、生徒。
「……なんでって言われてもな。市販の物と手作りは、食べれば分かるよ」

「……そう……ですか」

「ホラッ!それより、星観るんだろ?」

俺は舘野の頭にポンッ、と手を置き、スクリーンを指差す。

「……はい」

「おしっ!んじゃ再生っと」

スクリーンに、無数の星が映し出される。

やっぱり、綺麗だな。

しばらく、映し出される星を、二人、黙って観ていた。

「……私、大分前に彼氏と別れてるんです」

突然、舘野が言った。

余りに唐突だったので、驚いて、舘野の顔を見た。

舘野は真っ直ぐに星を観ている。
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