オレ、教師。キミ、生徒。
「私、腹が立って腹が立って、『ああ、私はなんであんなヤツを好きになったんだろう』って、後悔しました。……それから、ギクシャクし始めて……」

キラキラと輝く星が、舘野の顔を照らす。

「あのチョコレートだって、市販品だって嘘ついたら、喜んで食べてました。手作りは重い、なんて言って、見分けも付けられないクセに……結局アイツは、手作りも市販品も、同じなんです。テキトーなヤツなんですよ……」

「舘野……」

「あのチョコレート、手作りだって言い当ててくれたの、先生だけです。友達も、分からなかったのに……」

「それは……」

「先生……」

舘野が、真っ直ぐに俺の目を見る。
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