オレ、教師。キミ、生徒。

「私、先生の事が好きです」


「!?」

「きっかけは、私を助けてくれた、あの時です。先生の事をもっと知りたい。そう思って一緒にいました。生徒の事をちゃんと見てたり、結構抜けてる所があったり、でも意外と強かったり……。日に日に先生を想う気持ちが大きくなって、毎日毎日辛かった。『好きです』って、言いたかった。だけど、私は生徒で、先生は先生だから、ずっと我慢してました。でももう、自分じゃこの大き過ぎる想いをどうする事も出来ないんです。先生……」

舘野が、目を潤ませながら俺の答えを待っている。
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