そろそろ、恋始めませんか?~優しい元カレと社内恋愛~


「いいよ。まだ、時間内だしね」
私はとっさに、彼女たちの機嫌を損ねないように言った。


紗和に意識してると言われて、私は、自分の態度を省みた。

まったく無視するのは、おかしいって言われるなら、どこまで関わればいいのだ。


握手を拒否するなんて大人気ないか。


友好的に浅く付き合い、深く関わらなければそれでよい。それだけの事だ。


ファイルを席まで持って行ったら、

「ああ…緑川さんだ」

と由奈ちゃんの同期の営業の子に、話かけられた。彼女たちは、まだ優人の周りで話し込んでいる。私は、由奈ちゃんに、感じよく微笑んで見せた。


二人とも、自分たちフロアに戻るところで、ランチ用の、財布の入った小さなバッグを手にし、重い腰を上げて、立ち上がったところだった。


2人は、いつも由奈ちゃんと一緒にいる。

そのうちの1人が、
くるっと私の方を見て、愛そうよく言う。

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