そろそろ、恋始めませんか?~優しい元カレと社内恋愛~
「えっと、亜湖先輩って、去年の暮れまですごく付き合い悪かったじゃないですか…

その頃までは、亜湖先輩、仕事終わると速攻で帰るってたし、誘っても全然来てくれないし。付き合い悪かったの、てっきり彼がらみだと思って…」


ショートカットに、大きな目を潤ませて由奈がいった。彼女は、いつも仲間のそういう話には近づかないで、静かに黙って聞いてるタイプだ。。

ん?


彼女は、二つ下の25才。
まじまじと見ると結構かわいい顔してる。

頼んだ仕事は、きちんとこなしてくれるし、他の同期の子のように群れたりしない。ちゃんとしてていい子だ。

由奈ちゃんの言う通り、去年の暮れまで、仕事している以外資格試験のことばかり考えていた。

課の飲み会にほとんど参加しなかったり、仕事が終わると、すぐに帰っていったのもそのためだ。


由奈ちゃんは、私がそうしてるのを見ても、何も言わなかったから私には、関心ないのかと思ってたけど。


ふん、ふん、それで?

そうじゃないかなあって、考えてたんだ。

じゃあさあ、何してるのかなと思ってたの?
聞いてみたいな。


「由奈ちゃんは、彼がらみでそうしてるって思ってたの?」
私は、何気なく聞いた。

いやあああ!なんてかわいいの!!
少なくとも、カフェに入り浸って、悲壮な顔して
がり勉してるかわいそうな女だなんて思ってないのね。



「はい。それで、私ピンときたんです!!」

ピンと来たって、男がらみってのは、甚だしい勘違いだよ。





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