健康診断の甘い罠

「千紗ちゃん、ちっこいわりに結構食べるね」


まだ食べている私を見て、結城さんがちょっと驚いた顔でそう言う。


「あ、はい。よく言われます」


そう言うと高倉さんがふふっと笑う。


「いつも顔ぐらいあるんじゃないかってくらいのおにぎり食べてるもんね」


「ぶふっ。顔くらいって、ちょっと見たいんだけど」


高倉さんの言葉に結城さんが吹き出す。旦那さんも笑ってるし、恥ずかしくなって赤くなってしまう。


「高倉さん、顔は言い過ぎですよ」


「いや、だって千紗ちゃん顔も小さいからさ。あれ、結構衝撃的で」


結城さん、お腹抱えて震えてるんですけど。


「ヤバイ、ツボッた」


「た、高倉さん」


笑われて恥ずかしくなった私は恨みがましい目で高倉さんを見てしまう。


そんな私を見て苦笑いした高倉さんが私を見て優しく微笑んだ。


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