健康診断の甘い罠
「千紗、スカート着ないでしょ」
私の身体に次々と服を合わせながら和弥くんがそう言う。
目がすごい真剣でついされるがままになってしまう。
「うん。高校の制服以来着てない」
そう言って頷く私を見て和弥くんは少し笑ってまた服を私の身体に服を合わせる。
「そうだろうね。うん、やっぱり白かな。これ、俺が買ってあげる。サイズ、大丈夫でしょ?」
そう言ったのは真っ白なワンピースで、すごくかわいいけどそんな服着れない。
サイズもピッタリの持ってるし、なんで分かるんだろう。和弥くんて、なんか凄い。
「大丈夫だけど、そんなの着れないし。私はいいよ」
そう言う私を無視して和弥くんはその服を持ってレジに行ってしまう。
え、私の話……聞いてたよね。
呆然としてしまう私に戻ってきた和弥くんは気にすることなくまた手を握る。