健康診断の甘い罠

そう思って和弥くんが買ってくれたワンピースの話をすると、二人は感心したように頷く。


「なんかさすがだね、結城さん」


一ノ瀬さんに同意するように高倉さんも頷く。


「ね、そしたら千紗ちゃんが準備できたの一目で分かるもんね。心配してたけど、あれだね千紗ちゃん。もう、結城さんのこと好きなんだね」

高倉さんにそう言われて、私は少し考える。


好き……。


一緒にいて楽しいと思うし、別れ際にもう少し一緒にいたいなと思うこともある。


手を繋いでもらってると安心するし、嬉しいと思う。


「好き……です」


和弥くんにはまだまだって言われたけど、ちゃんと好きって気持ちは私の中に芽生えてる。


そう思ってますます赤くなる私を見て高倉さんと一ノ瀬さんが目を丸くする。


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