じれったい
終わった頃にはもうすでに日が昇っていて、太陽がギラギラといつものように照らしていた。

スマートフォンで時間の確認をすると、8時を少し過ぎたところだった。

「暑い…」

パジャマ姿で、それも朝早くからやっていたせいで汗だくだった。

我ながら何をしているんだろうと思った。

せめて服に着替えてからやるべきだったな…。

私は息を吐くと、足元にある成果に視線を向けた。

母の洋服が入った紙袋が7つとビニールのひもで縛った本が8つあった。

洋服はリサイクルショップに売れば――多少は売れない服があるかも知れないが――少しくらいはお金の足しになるかも知れない。

本も福祉や資格関係のものが多いけれど、古本屋に売れないと言う訳ではない。

ベッドやタンス、机などの家具は業者に頼んで処分をしてもらおう。

そう決めたのと同時に、グーッとお腹が鳴った。
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