恋色シンフォニー 〜第2楽章〜
「何ニヤニヤしてんの」
「だってうれしいでしょ、お友達の快挙。何て返そうかなぁ」
「とっとと返信しちゃってよ」
「もー。待ってて」
圭太郎は私の上からおりて、隣にくっついた。
見られないようにスマホの画面を傾け、素早く文字を入力する。
【おめでとう! 彼は『素直に喜んでる』と言ってます。相手しろとうるさいので、また後でゆっくり返信しますね】
……うーむ、やっぱりノロケでしょ、これ。
とはいえ、面白がってるマリさんが想像できるので、まあ、いいか。
スマホを枕元に置きながら、さりげなく、
「最近あまり眠れてないの?」
ときいてみる。
「んー、諸事情により。でも今日はよく眠れそう」
「そっか。……じゃ、おやすみなさい」
「おやすみ」
挨拶をして、
一度だけ、唇が触れるだけの軽いキスをして、
手をつないで、
くっついて寝た。
翌朝。
圭太郎に頭を撫でられて、目が覚めた。
何て幸せな目覚め方だろ。
圭太郎は、すっきりして、落ち着いた顔に戻っていて。
「おはよう。昨日はありがとう」
と微笑んだ。
あぁ、よかった。
「だってうれしいでしょ、お友達の快挙。何て返そうかなぁ」
「とっとと返信しちゃってよ」
「もー。待ってて」
圭太郎は私の上からおりて、隣にくっついた。
見られないようにスマホの画面を傾け、素早く文字を入力する。
【おめでとう! 彼は『素直に喜んでる』と言ってます。相手しろとうるさいので、また後でゆっくり返信しますね】
……うーむ、やっぱりノロケでしょ、これ。
とはいえ、面白がってるマリさんが想像できるので、まあ、いいか。
スマホを枕元に置きながら、さりげなく、
「最近あまり眠れてないの?」
ときいてみる。
「んー、諸事情により。でも今日はよく眠れそう」
「そっか。……じゃ、おやすみなさい」
「おやすみ」
挨拶をして、
一度だけ、唇が触れるだけの軽いキスをして、
手をつないで、
くっついて寝た。
翌朝。
圭太郎に頭を撫でられて、目が覚めた。
何て幸せな目覚め方だろ。
圭太郎は、すっきりして、落ち着いた顔に戻っていて。
「おはよう。昨日はありがとう」
と微笑んだ。
あぁ、よかった。