本当の遠距離恋愛 1
「お前にはもっとふさわしい人がいる」
「そうよ!大企業の社長さんからお見合いの話がたくさんあるのよ」
「・・・・・・」
「政治家の妻としてその人が務まるとは思えんが・・」
「愛美は大丈夫ですよ!」
「ばかもん!」
畠山陽一はテーブルを叩いた。
「お前の夢はなんだ!総理大臣ではなかったのか!」
「はい、その夢は変わっていません」
すると今度は優しく諭すように
「お前はまだわかっていない。政治の世界を・・・」
「いいえ、僕は僕なりに勉強をしました。夢も彼女も
つかんでみせます!」
パシーッ!
畠山陽一は息子に平手うちをした。
「何を!ヒヨッコのくせに!この話は聞かなかったことにする!」
畠山陽一は席を立ち自分の書斎に消えていった。
「・・・・・・・・」
ぶたれた頬が痛い
息子である竜一は自分の部屋に駆け込んだ。