先生の彼女です。2nd
「あー…これかな。それともこっち?」
鏡の前で服を選ぶ彩花
夏休みに入って1週間
スカウトされた事務所のオーディションに明日参加する
「お母さん、どっちがいいと思う?」
「私は、その白いワンピだけでいいと思うけどな?」
「そうかなぁ… うん、そうする!」
スカートの裾の花のアクセントが可愛いワンピースにひまわり柄のシュシュを手首につけた彩花がニコッと笑う
親ばかなのか、天使に見えた
「靴は、これかな!」
白にキラキラとラメがかっているヒールの靴を持ち上げる
「うん、バッチリだよ」
時計をみると夜9時を回っていた
「もう寝な?明日は早いから」
「うん!おやすみ」