あなたの願いを叶えましょう
「飲みに行こう」

そう言って、梁川さんはにっこり微笑んだ。

し、仕事じゃないんかーい…

なんて心の中で突っ込んでみるものの、時既に遅し。

今更『ああ!飲みの方でしたか!実は外部と会食の予定が…』なんて咄嗟に切り返すほど機転はきかないし、そのうえ度胸もない。

「あー…はい」

「じゃあ、お店は私に任せて!」

ちょっと乗り気じゃない風を装ってみるものの梁川さんは全く気にとめる事なくグイグイ押して来る。

黒澤波留の先輩兼ステディなだけあって、可愛い顔してなかなか手強い。
< 100 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop